昨日の続きでウィーン菓子「ザッハトルテ」について。
先日久しぶりにザッハトルテを作り、やはり「家で作りましょう!」という思いを強くしました。
その理由を書いてみますね。
皆、聞いたことはあるザッハトルテ
ご家族もご友人も「ザッハトルテ」という名前は聞いたことはあるけれど、食べたことは無いということが多いと思います。 ザッハトルテはどこのパティスリーでも売っている訳ではありませんので。
「今日のデザートはザッハトルテよ。」と言えば、受けは確実に良いだろうと思います。 ですので作ろうではありませんか!

甘い7年戦争
ザッハトルテはなんと200年ほど前に考案されたケーキです。
当時のウィーンの宰相メッテルニヒの依頼で、料理人のフランツ・ザッハが考案し、門外不出のレシピとなったという説が割と一般的ではないでしょうか。
その息子が「ホテルザッハー」を開業し、しかし経営難になった折に、ウィーンの王室御用達のケーキ屋「デメル」が援助をし、秘伝のザッハトルテのレシピもデメルに流れたとか。

その後ザッハトルテの商標を巡る訴訟がおき、7年にも及ぶ裁判の結果、ホテルザッハーのザッハトルテが「オリジナル」ということになり、デメルの方は「デメルのザッハトルテ」と呼ぶようになったそうです。
私は食べ比べたことがありますが、どちらも美味しかった記憶があります。
ウィーンのケーキ
そもそもウィーンのお菓子なので、フランスで修業されたシェフのお店では販売されていません。 ザッハー(sacher)をフランス語読みしてサシェールと呼び「ビスキュイ サシェール」の名で、ザッハトルテの生地をフランス菓子のパーツで使うことは一般的です。
なのでザッハトルテを食べたことがある人は、ウィーンに行ったことがある、東京のデメルで買ったことがある、ウィーン&ドイツ菓子のお店で食べたことがある・・・ということだと思います。
私はリリエンベルグの横溝シェフの軽いザッハトルテも好きです。大昔に横溝シェフが新宿の中村屋にいらした頃に、中村屋で食べたこともあります。 先日は日本橋のウィーンのティーハウスでザッハトルテを食べましたが、それはイマイチと感じました。(好みの問題)
松本で作っているお店はありますでしょうか?

そんな訳で、どこでも買えるわけではないので、「作りましょう」というのが一つの理由です。
古典菓子
今回自分で作ってみて、古典菓子だということを強く実感しました。 確かにとても美味しくて、私は飽きずに終わるまで毎日食べていました。
でもやはり古典菓子であって、いまやもっと美味しいケーキもたくさんあります。 もしパティスリーにザッハトルテとその他の美味しそうなケーキが並んでいて、1つまたはせいぜい2つしかしか食べられないとしたら私は他の斬新なケーキを選びます。
なので見かけても実際には他が優先されてしまう。(私の場合だけかもしれませんが) だからウチで作りたいな、というのも「作りましょう」という理由です。
工程はシンプル
ザッハトルテの工程はシンプルです。 マッセ(生地)を焼く。メレンゲ入りのバター生地です。 これはグリペールの生徒さんであれば問題ないでしょう。
アプリコットジャムとガナッシュをサンドして4層に組み立てる。 ガナッシュをナッペする作業も繰り返し登場しているので、グリペールの生徒さんでしたら大丈夫です。「やったことあるよね」という作業です。

最後のグラズール。 これはザッハトルテ独特なので他でレッスンをしたことはありません。 いつものグラサージュと異なりシャリっとした食感です。 これがザッハトルテらしくて美味しいのです。
私のレシピは確か彦坂先生から教えていただいたものだと思いますが、グラズールが家庭的な割と作りやすい方法だと思います。 これでしたら皆さんも再現可能です。
美味しさが持続
古典菓子が故だと思うのですが、美味しさが持続します。 イマドキのケーキのように儚くないのですよね。
生地もバター生地ですし、表面をグラズールというちょっとフォンダンに近いようなものでがっちり覆います。 少しずつ何日も食べられます。 なんなら残りは冷凍して後日食べることもできます。

これは15㎝の型で作ったのでずんぐりむっくりしていますが、本番は18㎝で作ろうと思います。 その方が少し細長くなってカッコ良いですし、日持ちがするのであれば大きく作りたいですよね。
1月の特別レッスンで!
今後、私も繰り返し作ってよりしっかりマスターしておきますので、毎年1月は特別レッスンmonthですので、そのときにレッスンしましょう!!!
今からどうぞ心の準備をしておいてくださいませ!!!
この機会をお見逃しなく! (気が早い・・・)

2011年に当時ドイツ在住だった淑江ちゃんをお招きして
ザッハトルテと言えば、レッスンの他にも、本場のザッハトルテを皆で食べる機会がありました。 yoshieちゃんとのコラボイベント。 とっても素敵な会でした。
その時のブログです。 スマホからはもう見れないのですが、パソコンからはご覧いただけますので、よろしければぜひ。
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