メモの魔力

 

ここ数年読書する習慣がなくなってしまっていたことを反省し、上京する際のあずさの中では本を読むことに決めました。「移動しながら本も読める」という2つのことが同時にできるという「一石二鳥の感覚」が私のモチベーションです(笑)

 

先日の上京の際、バッグに入れたのは1年ほど前に発売後すぐに購入だけはしておいたこちら。

天才を殺す凡人 (北野唯我 きたのゆいが) 

 

ショッキングな表紙のわりに読みやすい本でしたが、移動の途中少し眠ったため、半分ほどしか読まないうちに新宿到着。(続きはまた読みたいと思います)

 

帰りはエキナカの本屋さんで、こちらが目に留まり、いつかは読もうと思っていた本だったので迷わず購入。

メモの魔力 (前田裕二 SHOWROOM社長)  売れている本です。

 

私は面白いと思いました。 あずさの中で全部読めました。

私のような一般の主婦が必要な能力はコレではなく、別の要素だと思うのですが、今はサロンやお教室など個人で起業したいと思う女性も多いので、そのような方にはぜひお勧めです。

先日ブログに書いた、ひでこコルトンさんの著書の方がずっと親しみやすく感じると思うので、先に読むのはコルトンさんの方が良いと思いますが、メモの魔力も新たな刺激を受けるのでは、と思いました。

 

待ちに出るときは「あの看板ってなぜあんなデザインなのかな?」「あの広告のコピーはなぜこうしたんだろう?」と自分の心がたくさんの情報をキャッチできるように、いつも思い切り毛穴をむき出しにして歩いて、街と対話して、考え、気づいたことを、よく立ち止まってはメモしています。

 

メモを取る習慣を身につけると「アンテナの本数」が増え、常にアンテナがバリ5の状態を維持できると書いてありますが、変化の激しいネットの世界でビジネスをする人は、やはりこれほどの感度の良いアンテナを持ち続けてこそ仕事ができるのだなと思いました。

 

サロンやお教室をしたい人も同様だと思います。 私の場合だったら、お菓子作りがめちゃくちゃ好きでそこにものすごい情熱を傾けますが、それは大前提で、やはり運営もしていかなくては成り立ちません。好きということに加えて、生徒さんたちのニーズを汲み取る力や、仕事を先細りさせないためのマーケティング力も必要だと思っています。

 

「へー、オモシロイ。」が多い本。

この本では、メモといっても一般的に思うメモのことではないので、同様にやってみようという思いは起きませんでしたが、それでも数多くの気付きを得て私にとってはとても面白かったです。「へー、なるほど。」「へー、オモシロイ。」と思う箇所でいっぱいでした。

例えば、就活の際「自己分析ノート」を30冊書いたという話では、

就活生が年間50万人いるとして、その中で「自分のことをよく知っているレース」をしたときに、少なくともトップ1%、5000人の中に本気で入りに行くぞ、という異様な熱量で自己分析をしました。

 

エクレール
エクレール
「 自分のことをよく知っているレース」って面白くないですか?

モン ブランコ
モン ブランコ
1万人の志望者がいて2~3人受かるという倍率の投資銀行に、見事受かったそうですよ

 

たとえば就活の面接で、「好きに色はなんですか?」と聞かれたときの答え方も、ナルホドと思ったのですが、

「好きな色はなんですか?」

「色については結構考えていて、実は3色あります。 青と紺と黒です。 どれか選んでいただければ、なぜその色が好きか、お話しします」と答えました。

 

エクレール
エクレール
こんな学生がいたら、面白くないですか?

 

このような感じで、「へー」と思うことがそこここに散りばめられた本でした。(でも、ビジネスをしている人や将来ビジネスをしたいと思っている人の方が刺さる本かもしれません)

私は何だかとっても刺激を受けました。