お菓子作りに欠かせないハンドミキサー。
洋菓子教室を25年主宰している筆者が選ぶ、ハンドミキサー3選、ご紹介します。
・ テスコム THM1200
・ パナソニック MK-H4
・ クイジナート HM-050SJ
卵の泡立て次第で、スポンジケーキの焼きあがりが変わります。
ハンドミキサーによる
ハンドミキサーの仕事っぷりは焼き上がりに影響すると思っています。
全卵を泡立てる他、卵白を泡立てたり、生クリームを泡立てたり、バター生地を立てたり。その際の
「どれを買えばよいですか?」という質問をよくいただきますので、
上記の3種類について、詳しく記していきますね。
ちなみに生徒さんも、この3種類のどれかを使っている方が9割くらいです。
テスコムのハンドミキサー
私がメインで使っているのがこちらです。
テスコム THM1100
現在は THM1200になり、ハネが細くなったようです。
THM1200を使っている生徒さんにお聞きしたところ、
ハネが細いとバターも詰まりにくくて良いです、とのことでした (^v^)
- 5段変速なので、バター生地は5速、卵は3~4速と使い分けることができる。
- 特にバター生地に、強力パワーが向いていて、早く仕上がる。
- マカロン、ダックワーズなど、卵白を固く立てたいときにも良い。
- 価格が安い。
- 音がうるさい。
- 次に記すパナソニックに比べると、故障しやすい。 (その分 安いということですね)
私も10年くらい(故障のため何度か買い替えながら)使い続けているので、
プロ級の方でも大丈夫です。
パナソニックのハンドミキサー
パナソニックのMK-H4
こちらも時々使っています。
♦ ロングセラーで安定の使い心地。
私が受け持っているNHK文化センターの講座では、こちらを使用しています。
- ジェノワーズ(スポンジケーキ)、シフォンケーキ、ロールケーキの生地など、ふんわりした生地を作りたいときに、特にお勧め。
- 30年壊れないと、私の他、生徒さんたちも言っているほど、丈夫な良品。
- 音が静か。
なぜ私は、第一ハンドミキサーとしてテスコムを使い、パナソニックではないのか?
- テスコムのパワーに慣れてしまうと、パナソニックの丁寧な泡立てが、若干じれったく感じる。
- テスコムのパワーでガンガン泡立ててしまうと、失敗する生地もあるというのが私の見解ですが、3~4速を選べば、上手く対応できる。
- お教室をしているため、ハンドミキサーが複数台必要なので、価格的に安いテスコムを多く仕入れた。
価格的には テスコム < パナソニック < クイジナート です。
クイジナートのハンドミキサー
クイジナート HM-050SJ
こちらは、使ったことはありますが、私自身は持っていません。
生徒さんでは使っていらっしゃる方も、テスコム、パナソニックに次いで多いです。
- 泡立ちの感じは、既出の2種類同様に良いです。
- 既出2種類より重たい。
- カッコイイのでお菓子作りのテンションが上がる。
- 価格は3つの中で一番高い。
結論をまとめると
これからお菓子作りを始めようという方で、今後どの程度作るかはまだわからない場合→ テスコム
一生ものにしよう、という方。 → パナソニック
基本的には技術があれば、どちらでも大丈夫。
技術がない場合はパナソニックの方が無難ですが、上級者ほど生地の焼き上がりの微差がわからないとも言えるので、テスコムでも十分。
キッチンをスタイリッシュにキメたい方。 デザイン性を重視する方。→ クイジナート